第74回 小田原城菊花展 – 秋の風物詩が再び!
チラシ
出典:小田原市
秋の訪れとともに毎年恒例の「小田原城菊花展」が開催されます。2024年で74回目を迎えるこのイベントは、小田原城本丸広場で行われ、地域の秋の風物詩として多くの人々に親しまれています。
出典:小田原観光協会
小田原城を模したミニチュアに装飾された小菊総合花壇をはじめ、大菊、盆栽、スプレー菊など、約600点の丹精込めて育てられた菊が展示されます。ぜひ、この機会に見事な菊作りの逸品をご堪能ください。
イベント詳細
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開催期間: 2024年11月2日(土)~11月17日(日)
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開催時間: 午前10時~午後4時
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会場: 小田原城址公園本丸広場
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展示点数: 約600点
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主な展示作品: 大菊(厚物・管物)、盆栽、七本仕立て、スプレー菊、切花、古典菊、小菊総合花壇など、様々な種類の菊が展示されます。菊作りの相談所も設置され、菊苗の販売も行われるので、育て方に興味のある方にもおすすめです。
菊の種類と魅力
大菊
花の直径が18cm以上で、厚物、管物、広物に分類されます。
・厚物(あつもの)
数百枚の花弁が花芯の中央一点に向けて鱗状に整然と高く盛り上がったものが良い花です。
・厚走り(あつばしり)
厚物の花の下に袋状の真っ直ぐ長い走り弁が放射状に付いたものが良い花で、より大きく見えます。
・管 物(くだもの)
管状の花弁が長く真っ直ぐ伸びて、花弁の先は小さく固く玉巻き状となり、花芯の部分はカップ状か茶筅状になったものが良い花です。管の大きさで「太管」、「間管」、「細管」に分けます。
古典菊
古典菊は、江戸中期に各地の殿様の保護奨励によって地域独特の発展を遂げた菊の総称で、昔の地名で呼ばれています。 (嵯峨菊)・(伊勢菊)・(肥後菊)・(江戸菊)・(美濃菊)・(奥州菊)
スプレー菊
スプレー菊は、オランダで改良されて日本に里帰りした菊で、花がスプレー放射状に揃って咲くのが特徴です。 近年、日本での改良進歩がめざましく輸出もされています。
同時開催イベント
開催期間中は、北條手作り甲冑隊による手作り甲冑の展示も行われ、歴史と伝統を感じることができる特別なイベントとなっています。
アクセス情報
小田原駅東口から徒歩10分の便利な立地です。公共交通機関をご利用のうえ、歴史ある小田原城で日本の伝統文化に触れてみてください。
その他
別の場所にありますが、小田原城菊花展と合わせて見てほしいのが久野にある小田原フラワーガーデンの秋バラとざる菊園のざる菊です。
小田原フラワーガーデン
出典:小田原フラワーガーデン
秋のバラ園: 160品種360株が彩る、美しい秋のバラを楽しむ
秋になると、低温と昼夜の寒暖差により、バラは色鮮やかで香り高い花を咲かせます。当園では、約160品種360株のバラが咲き誇り、目線を埋め尽くすほどの圧巻の景色が広がります。秋バラはゆっくりと育つことで、より濃密な色合いや香りを楽しめ、その美しさが一層際立ちます。
丹念に育てた自慢の秋バラを、ぜひご堪能ください。バラ好きの方、ガーデニング愛好者、そして美しい景色を求める方にとって、見逃せない時期です。
ざる菊園
出典:47NEWS
小田原市久野在住の鈴木さんの庭では、見頃を迎えた「ざる菊」が一般公開されています。約4,000輪もの小菊が1株から咲き誇り、まるでざるを伏せたような形に見えることから「ざる菊」と呼ばれます。この秋、赤、黄、白、ピンクなど美しい色とりどりの花々が庭を彩り、訪れる人々を魅了しています。
入園料:300円
歴史ある小田原城を背景に、菊の魅力を存分に楽しめる機会です。また、北條手作り甲冑隊の展示も行われ、歴史と伝統が感じられる特別な催しです。是非この機会に小田原へ訪れてみてください。