小田原を楽しむ総合情報マガジン|小田原ナビ

「あの!ギョサン」取り扱い点数日本一!小田原 マツシタ靴店

シェア

夏に活躍するビーチサンダル
中でも、人気の高い、小田原の【すべらないサンダル”ギョサン”】を特集します

記事中画像出典:マツシタ靴店公式HP/Faceboo/ブログ


小笠原の漁師さんから伝わり人気を博した小田原の「ギョサン」
ギョサンの新商品

元は小笠原の漁師の間で愛されていたサンダルが「ギョサン」。見た目は何の変哲もないサンダルなんですが、これがとっっっっても!!!!履きやすく、丈夫で使えるやつなんです。
筆者はキャンピングカーオーナーで、主人が釣り大好きなんですが、私がギョサンを知ったのは、長年のアウトドア仲間A子さんが浜辺のキャンプ場に履いて現れたのがきっかけでした。
A子さんは普段から、ものにこだわりのある方で流行にも敏感。「海の上でも滑りにくいって、話題なのよ」と話されていたのを覚えています。
早く取り入れて家族全員が「ギョサン」を愛用されていて、シンプルな形状で色もバリエーション豊かなのが印象的でした。

写真の説明はありません。
小田原のマツシタ靴店さんには約150種ものギョサンが並び、取扱数は日本一というから圧巻!
ギョサンは1足1,000円~3,500円とリーズナブルなのに、通常のサンダルにはない、海での使用に最適な秘密があるんです。
商品を見る
■ギョサンとは?


写真の説明はありません。

ギョサンとは、漁業に従事する人々が作業用に履いているサンダルのこと。ギョサンは漁業サンダル、または漁港サンダルの略称です。

小田原にあるマツシタ靴店で取り扱うのは、鼻緒の付いた樹脂製のサンダルで、もともとは小笠原諸島で普及していたものだそう。
ギョサンは樹脂製で肉厚、船の上でも滑りにくい!
かかと側が高くなっているため、自然に前のめりになり脱ぎにくくなるという工夫が。
また、靴底が波型になっているため、濡れた岩場や砂地でも滑りにくく機能性が高いそう。

写真の説明はありません。
鼻緒部分は本体と一体化していて、ビーチサンダルにありがちな“抜ける”という心配がない!
写真の説明はありません。

軽量とは言えないが、その分耐久性も高く数年にわたって使ってもまだまだ使えるという声も多い。
何より、圧倒的な安さが人気で、色違いで何足も持つ人が多いのも納得。今では、カラーバリエーション豊かなファッションアイテムとして認知されたが、販売を始めた当初は全く売れずに苦労の歴史があったそうです。

その実力は、数々のTV番組や雑誌でも取り上げられています。


■小田原の名品に!累計一万足ヒットの裏側


写真の説明はありません。

ブームを仕掛けた4代目松下さんは、ダイビングが趣味の友人から、小笠原にしかない「ギョサン」の話を聞いて興味を持ったという。

ギョサンの特徴は、その構造上通常のサンダルと比べて丈夫で滑りにくい事。
サーフィンもするという松下さんも、実際に履いてみて「独自のカーブと厚い底が砂浜で歩いても引っ付きにくく、価格も安いギョサンは、レジャー愛好者にも広がるのではないか」と可能性を感じた。
製造メーカーを突き止めることに成功したが、当初はカラーバリエーションも少なく、転倒で目立たない。
家族には心配されながらも、何とか挑戦してみたいとお洒落な色合いをオリジナルで生産。マツシタ靴店として初めての試みだったという。

「木目のデスクで作業中」の写真
その後、店頭販売やホームページの宣伝をしてもなかなか売れない時期が続いたが、販路を見出したのはヤフーオークションでの販売だった。
ブログやSNSを駆使して少しずつファンを増やしました。ある時、タレントのシブガキ隊・布川敏和が問い合わせの上来店されるに至ったプライベートで愛用されて1年後には、ドラマで使いたいとオファーが―入り小物として使われたそうです。
布川さんのブログ記事にもしっかり紹介されています

大野君フィーバー : ギョサン王子の大冒険

大の釣り好きで有名な嵐のリーダー大野智さんが、TVやラジオで「ギョサン」ネタを多数披露したことも有名。2009年8月20日に放送された秘密の嵐ちゃん(TBS)のマネキンファイブと言うコーナーでは、左右違う色(右足がパープル・左足がオレンジ)で履くと言う離れ業を披露。インパクトのある紹介で、放映中から注文が入るほど話題になり、店舗へも多くの女性客が足を運んだそう。

今では多くの芸能人も愛用する、小田原を代表する人気商品となりました

ギョサンを履いている芸能人
キャンプ用品としても圧倒的な高得点!!!
写真の説明はありません。

キャンプに行こう!自然と遊ぼう!
BE-PAL


■偶然の産物!!世界に1足・超レアな『マーブルギョサン』



マツシタ靴店 (@matsushitakutsuten) • Instagram photos and videos

こちらの、レアアイテム「マーブルギョサン」は、製造時の色変えのタイミングで偶然生まれた商品。意図的には決して出来ることのない、同じものは世界に2つとない仕上がりは、いつ転倒に並ぶかわからないため非常に人気が高い。

しかし、長年にわたり「値段が高くてもマーブルギョサンが欲しい!」との声が高まり、今では人工的に量産できる機会を導入するに至ったそう。
しかしながら、現在も「偶然の産物」でできたマーブル柄も店頭限定で販売されることがあるそう。

写真の説明はありません。
入荷のタイミングは工場の生産状況によるためわからないそうだが、facebookページやInstagramで告知されるとのことなので、チェックしてみて
マツシタ靴店公式インスタグラム(@matsushitakutsuten)

写真の説明はありません。
■ギョサンを使ったユニークな取り組み紹介


●小田原発・かけっこメソッド『ギョサントレーニング』

出典:小田原ケアセンター

マツシタ靴店と小田原ケアセンターのコラボで生まれた「ギョサントレーニング」は、ギョサンを使って、足が速くなるように、正しく効率良く走るコツを伝える。
「今の子どもたちは足の指を使うことなく成長している。指を使って地面を噛(か)むイメージで走ったり歩いたりすると足の裏の筋肉(足底筋群)も成長する。草履や雪駄(せった)を履くのも良いが、ギョサンは鼻緒と本体が一体化して足にフィットし、滑りにくいことからトレーニングに活用している」とトレーナーの山本篤史さん。
走り方以外にも、足や指を使うことの大切さやセルフケアの方法なども紹介されています。

●小田原ギョサン飛ばしコンテスト

写真の説明はありません。

2018年から毎年、小田原・御幸(みゆき)の浜で7月に行われている「ODAWARA BEACHPARK PROJECT にて、「マツシタ靴店杯 ギョサン飛ばしコンテスト」が開催されている。大会は男性・女性・子どもの3部門に分かれて実施。
毎年、多くのエントリーがある人気の無料の参加型イベントだ。脱げにくさを示すかのように、足から離れず苦戦する姿も見られる。
元は湘南地域で始まったビーサン飛ばしにヒントを得て開催されたそう。
主催:小田原サーフィン協会

●ギョサンは小田原からハワイへ

写真の説明はありません。

 

松下さんの地道な発信から全国へと広がった小田原の「ギョサン」は、今やハワイへも取り扱いを広げるほどに!みなさんも、新たなメイドインジャパンの出会いと共に、小田原と夏をとことん楽しんで下さいね!

現在、新店舗建設中!令和7年1月までは 仮店舗にて営業されています。

定休日以外にも、工事期間中は
臨時休業になることもあるので
事前にHPやSNSで確認の上足を運んでくださいね

■マツシタ靴店
住所:(仮店舗)小田原市栄町1-16-21
電話:0465-24-2233
営業時間:11時~18時
定休日:水曜

 

 

外部リンク

小田原城をイメージして色ぞろえした「小田原城ギョサン

2021/07/11 小田原箱根経済新聞

 

小田原の新名物『ギョサン』を本土で初めて紹介したお店

小田原観光協会

こちらの記事もチェック

 

小田原の名物「アジ」!話題沸騰中の「アジフライ」が食べられるお店とは?

小田原の伝統工芸と職人の魅力を伝える選りすぐりのお土産屋。平井書店

 

シェア

関連するマガジン

人気のマガジン

シェア